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株主優待
株主優待は、株式会社(上場企業)が一定数以上の自社の株式を権利確定日に保有していた株主(投資家)に、持ち株数に応じて自社製品やサービス、商品券、優待券などを無料で配布する「優待制度」のことをいう。
通常、権利確定日は、決算期末か中間決算期末、あるいはその両方となっている。
本制度に関しては、実施に対する法的な義務はなく、また諸外国ではほとんど行われておらず、基本的に日本独自のものといえる。
一般に株主優待は、個人株主の安定化や拡大などを狙いとした株主還元策(株主優遇策)の一つであり、その内容は非常に多彩となっている。
なお、日本株などのファンドを運用する投資信託会社(委託会社)では、この株主優待の処理において、受託会社(主に信託銀行)と協議の上、換金可能なもので換金することが合理的なものについては、現金化して信託財産に繰り入れることになっている。
その処理にあたっては、投資信託協会の規則を踏まえ、各委託会社が取扱規則を定めて対応している。